2019.01.29その他

消臭スプレー爆発事件について2~契約時費用について~

前記事消臭スプレー爆発事件について1では、なぜあのような事件が起きたのか?その本質を考えることの必要性と、消臭スプレーの実態について書きましたが、今回は、賃貸借契約時に必要な費用についてです。

ヤフコメでは、今回の件に絡み、「不動産(賃貸借)契約では、不必要な費用をとりすぎなんじゃないか?」というコメントが結構ありました。
賃貸借契約においては、月額の賃料から契約時費用に関するものまで、貸主および借主の合意をもってなされるものですから、基本的にはどんな項目があっても自由※1であり、その部屋を借りようとしている人も、その支払項目に納得ができないのであれば、契約しなければ良いだけの話であり、契約にいたらなければ結果、貸主にとって機会損失となるだけです。
※1・・・消費者契約法等の関係法規により、その請求項目が無効とされるものもあります。

1002.pngどんな請求項目も基本的に自由と先述しましたが、抗菌消臭費に関しては説明をしっかりしていたのなら、問題はないと思います。

2001.pngこのケースはハウスクリーニング代であり、通常は専門の清掃業者によりハウスクリーニングを実施していているので、特に問題は無いかと思われます。
>>大家が掃除機かけて終わり
と、ありますが、入居決定前にハウスクリーニングを終えており、入居直前に掃除機がけの簡易清掃を実施した可能性が考えられます。
この場合、目撃した清掃行為だけでの判断ではなく、水回りを含めた居室内全体の清潔さを確認するべきと思います。なお、ハウスクリーニング代は、室内清掃料や水回り消毒料などと、貸主または管理会社によってその名称は異なり、金額は部屋の広さにより20,000円~35,000円が相場です。

2002.png管理会社や仲介会社で、インターネットや引っ越し、最近だと電気契約の取次がされておりますが、これらそのものは何ら非難されることではないと考えます。
銀行で生命保険等を販売しているのと同じことでしょう。
消費者の方も、どこで契約するのが良いのかわからない場合が多いし、取次により特典を受けられるケースもあります。しかし、その取次(契約)があたかも必須であるかのような言い方は良くないと思います。

2003.png賃貸借契約に定めがあるのであれば、更新料は不動産価値が下がろうと必要だし、メンテナンスを必要するというのは、別問題です。一方で、更新料の支払いが嫌なら解約するという自由が借主にはあります。あるいは、最初から更新料がない物件を契約することも、当たり前ですが可能です。

2004.png火災保険については、ちょっと複雑でして、コメント主の言う通り家財における保険金額は自由であるべきです。
賃借人が加入を義務付けられる火災保険には、いくつかの保険が組み合わされており、そのうち家財の保険金額※2については貸主に関係ないので、本来どうでも良いです。しかし、毎回保険金額を確認するのも煩雑であり、契約時には総額でいくらかかるのか?をすぐに算出できた方が関係者全員にとって都合が良いので、とりあえずの目安金額を定めているとのが実情です。ですから、家財の保険金額に納得がいかない場合は、管理会社等に交渉すべき余地は充分あると思います。
一方で、火災保険のうち借家人賠償保険や個人賠償責任保険の保険金額については、貸主および他の入居者への賠償のためなので、貸主側の指定を受けることがほとんどです。
※2・・・火災保険のうち家財の保険金額とは、借主の家財(家電や家具等)の損失に対し支払われるものの限度額

そして、最後に・・・
2005.pngこのコメントは嘘だと思いますが、本当にこんな要求があれば、審査キック※3ですよね。笑
※3・・・審査キックとは、貸主及び管理会社が入居審査を承認しないことを言います。



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